江別とレンガについて

 

江別でのレンガ生産は、明治24年に始まったと言われています。
開拓使は建築資材にレンガを奨励したことから、北海道庁赤れんが庁舎をはじめとする多
くの公共建築がレンガでつくられ、大正以降、全道一の陶土地帯である江別の野幌周辺へとレンガ製
造の中心が移りました。
現在、江別市は全国有数のレンガ生産地であり、江別市内には、学校、サイロ、民家、倉庫など数
多くのレンガ建造物が残っています。
また、このレンガをまちづくりに活かそうと、市民団体の活動も近年活発になり、「旧ヒダ工場」の
保存や、お菓子などの特産品にレンガがかたどられるなど、住民、事業者、行政が連携し、多くの取
り組みが行われています。
このような取り組みが評価され、「江別のレンガ」は平成16年に「北海道遺産」として認定されて
いるほか、「江別市の煉瓦建造物」が平成20年度に「近代化産業遺産」として認定されています。
土のぬくもりが残るレンガは、時代を超えて新しい役割を担おうとしています。“江別に住んでいる”
と実感できる「レンガのある風景」をいつまでも守り続けていきましょう。

                                  野幌駅周辺地区活性化計画より

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